新潟開催と中山開催との違い

スプリンターズステークスと言えば基本は中山競馬場での開催となりますが、中山が改修工事などで使用できない場合などに新潟競馬場で代替開催がされる場合があります。

昨年が丁度中山競馬場の改修工事に伴い、新潟競馬場での開催となっていました。開催場が変われば、例え距離や向きなど表向きな条件が同一であっても細かい部分でどうしても差がでてくるため、有利不利が一概に言えなくなってしまうケースが多々あります。

レース紹介などでは見えづらい新潟競馬場と中山競馬場との違いをまとめてみましょう。

※ちなみに冒頭の画像には間違いが5つあるそうです。

中山芝1200新潟芝1200

左:中山競馬場、右:新潟競馬場

一番大きな違いは左回りと右回りの違い。競走馬のギャロップは人間とは違い、左右どちらの脚が前に出るかの違いがあります。右手前、左手前といいますが、右回りの時は右手前、左回りの時は左手前でないと、キレイに曲がることが出来ないため外へ膨らむことになります。

各馬には人間同様利き脚、得意な手前というものがあるので、左右の回り方は非常に重要なファクターとなります。

また、ゆるやかなカーブが長く続く中山競馬場に対し、ヘアピンカーブのような新潟競馬場。それぞれの直線の長さも、中山はスタートからカーブまで275m、最終直線310mの合計585m。一方新潟競馬場はそれぞれ445m、359mの合計804mです。

同じスプリントのレースですが、極端な話をすれば中山では最後に向けて徐々に加速していく一方で、新潟においては最初のコーナーまでダッシュののちコーナーで流し、最後にもスパートを掛けるストップ&ゴーな走り方が求められることになります。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です