8歳にしてまだまだ現役スノードラゴンの活躍は?

2014年スプリンターズステークス覇者のスノードラゴンが1年ぶりにスプリンターズステークスに帰ってくることになりそうです。2014年は、優勝したのちに挑んだ香港スプリントのあとで脚部不安によりしばらくの静養。そのまま2015年は何の音沙汰もないまま引退するのかという憶測もでるほどでしたが、8歳になった2016年3月のオーシャンステークスから無事にカムバックし、復帰戦を3着という結果で迎えました。

そこからは、スプリント重賞戦線で活躍していますが、いまだ勝ち星はなく惨敗もなしといった無難なレース。G1勝ち馬と言えどもやはり8歳の壁は高いか!?

2014年は3連続で2着という、惜しくも勝ちを逃していた所でようやく成し遂げたスプリントステークス勝利だっただけに、脂の乗り切ったところで休養に入らされたのはやはり相当な痛手でした。

前走セントウルステークスでは14戦連続で手綱を握っていた大野騎手から川田騎手への乗り替わりという事件もありましたが、迎えるスプリンターズステークスでは大野騎手へ戻るとのことです。大野騎手側の都合ということもありうるかもしれませんが、自身に初のG1をもたらしてくれたスノードラゴンを蹴るほどの都合というのも想像がつかず、復帰後に戦績の芳しくないスノードラゴンに対するカンフル剤としての川田騎手への乗り替わりだったのでしょうか。

結果として、大野騎手との差異もさほど見せられなかったということで、大野騎手への出戻りということになるのかと思います。川田騎手もいい若手の騎手ではありますが、さらに若い騎手にチャンスが回ることは歓迎します。

果たしてスノードラゴンの復活はあるのか?セントウルステークスでは、ビッグアーサーにまさかの機先を制され、スノードラゴンまでもが追走するという出だしの波乱がありましたが、ビッグアーサーに波乱は起こらずそのまま優勝。スノードラゴンもぶっ飛んだわりには脚を残し、5着入線を果たしました。

同じく引っかかったような2頭ですが、さすがビッグアーサーといったところ。地力ではスノードラゴンに勝ち目はないだろうと思います。ですが、競馬は地力だけでの決着というのは滅多にありません。ビッグアーサーが同じように逃げ、誰も捕まえられなかったらどうしようもありませんが、あくまでビッグアーサーがハナをとったのはアクシデント。次回はきちんとコントロールをとることでしょう。

同じくスノードラゴンが自身の展開に持ち込めた時にはまだ期待ができる、地力勝負ではない大人の老獪さを見せるレース展開を演出できるか、大野騎手の腕に重きが置かれるレースになるのではないでしょうか。

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