高松宮記念との決定的な違いとは?

JRAで開催されるGⅠレースの中でSMILE区分においてスプリントに分類されるレースは春の高松宮記念と秋のスプリンターズステークスのみとなります。

同じスプリントのレースということもあり、比較されやすい両レースですが、同年優勝を果たす馬はそう多くありません。まったく同一のレースであったとしても連続で優勝するのは難しいとは思いますが、やはり連勝できないのは両レースにコース長が一緒というだけでは測ることの出来ない大きな違いがあるのではないでしょうか?

明確に違いがわかりやすい部分からみていきましょう。

  1. 開催する季節
  2. 中京と中山の競馬場
  3. 4歳以上と3歳以上

以上3点がぱっと見てわかる違いですが、3番の年齢条件は4歳以上の高松宮記念に優勝した馬はスプリンターズステークスへの出走権を失うことはないので、影響ないと言えます。

開催する季節、競馬場の違いは環境が如実に変わるため影響する可能性は高いですね。

また、新潟開催の記事でも書いたとおり、中山競馬場のコースは右回りのゆるいカーブを描いていますが、中京競馬場では、新潟競馬場同様ヘアピン状の一般的な競馬場のコースをしており、左回りのコースになっています。

こういった特性があるため、春に調子の良い左回りの得意なスプリンターではおなじ1200mといえども、中山競馬場で開催するスプリンターズステークスに勝てないとしても何の不思議もないのです。

スプリンターズステークスで好成績を収める競走馬を探すには高松宮記念での成績を参考にするよりは、同じ中山競馬場で開催する1,200mのG3「オーシャンステークス」、もしくはその他の右回り1,200mで開催されるレースのほうがひょっとしたら参考になるかもしれません。

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