日程から見るスプリンターズSの歴史

スプリンターズステークスの日程は現在では秋の中山開催4週目の日曜日で2015年は10月4日、年によっては9月末となることもあります。この開催日程となったのは2000年からで、1999年までは12月の有馬記念の前週で、一年を締めくくるスプリントの大レースという位置づけとなっていました。

スプリンターズステークスの歴史は遡ること1967年から始まりました。当時はハンデキャップ競走として設立されスプリント競争として唯一4歳馬(現3歳馬)の出走できるレースでした。

グレード制が導入された1984年にはGⅢと格付けされ、87年にGⅡへ格上げ。その後は1990年に一年を締めくくるレースとして12月に開催時期を移しGⅠへとなりました。

スプリンターズステークスの歴史は約50年にも及びますが、数少ないスプリント競争の番組の都合で開催時期などは頻繁な移り変わりを見せ、現体制となってからも、2005年にはグローバルスプリントチャレンジに組み込まれるなどで、出走条件の変更などがありました。

中でもやはりグローバルスプリントチャレンジへの組み入れによる海外強豪の流入は大きく影響を及ぼし、2005年からの10回開催中、3度の優勝を譲っています。今年の2015年は海外勢から1頭リッチタペストリーが出走してきます。過去10年中3回が海外馬の優勝。残り7回のうち海外馬の未出走が4回あります。逆に言えば、海外馬の出走は6回、そのうち優勝が3回ということになり、1頭だけの出走とは言え、海外馬の出走は見逃せない存在となっています。

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