2015年のスプリンターズステークスへラッキーナイン(セン8)、リッチタペストリー(セン7)の2頭の香港馬が登録したことがわかり、注目だったエアロヴェロシティのスプリンターズステークスへの出走はないことが判明しました。
同年高松宮記念の覇者が出走回避するのは2011年キンシャサノキセキが高松宮記念優勝後に引退したのを除くと1997年のシンコウキング以来の出来事となります。
外国馬なのである程度はしかたがない部分はありますが特に連勝する見込みの高そうなエアロヴェロシティだけに物寂しさがありますね。
スプリンターズステークスはスプリントの中でも評価が高いので出られるならば出たほうがよいとは思うのですが、どんな思惑で出走見送りをしたのか、日本でのことではないため、情報の出方が少ないようです。
ちなみに1997年以降、同年高松宮記念チャンピオンが優勝したケースを見てみると、16レース中トロットスター(2001)、ローレルゲレイロ(2009)、ロードカナロア(2013)の3レースのみでした。
G1連勝が3つが多いと見るか、少ないと見るかは陣営によりけりかもしれませんが、分の悪い賭けならば遠征よりも休養を、という判断も重要かもしれません。エアロヴェロシティには既にそれだけの価値がついています。
ファンとしては寂しい限りですが、今回香港から登録の入ったラッキーナインは函館スプリントステークスを勝ったティーハーフと先日北九州記念を走ったサドンストームの半兄になります。ティーハーフは今週末のキーンランドカップに出走いたしますが、函館スプリントSで見せた見事な末脚を再度爆発させることが出来れば、スプリンターズステークスで海を越えた兄弟対決を見ることができるかもしれません。