1967年に旧4歳以上のハンディキャップ重賞として中山競馬場の芝1,200mで創設。当時はスプリント競走が少なく、旧4歳以上の出走できる唯一のスプリント重賞だった。
1984年のグレード制導入にあたりGⅢに格付け。1987年にはGⅡへと格上げされ、1990年には一年を締めくくるスプリント競走として有馬記念の前週開催のGⅠへと格上げされた。
その後はスプリント競走の整備に伴い、初秋の中山競馬最終週の開催へと繰り上げ、秋のGⅠ戦線開幕を告げるレースとして定着している。
現在は国際スプリントシリーズ「グローバルスプリントチャレンジ」の第8戦として組み込まれており、世界のGⅠレースの中で89位にランキングされ、SMILE区分のスプリント部門においてはドバイゴールデンシャヒーンの86位に次ぐ2番めとなっている。
出走条件はサラ系3歳以上のJRA所属、地方競馬所属、外国調教馬。フルゲートは16頭で争われ、斤量は3歳馬が55kg、4歳以上が57kgで、牝馬は2kg減。
優先出走権はJRA所属馬ならキーンランドカップとセントウルステークスのそれぞれの優勝馬に与えられ、地方所属馬ならばこの2レースに加え海外で開催されるグローバルスプリントチャレンジのどれかで2着以内になることで優先出走権が与えられる。
グローバルスプリントチャレンジとは
グローバルスプリントチャレンジは2005年から施行されている国際競争シリーズで、オーストラリア・イギリス・日本・香港・シンガポール・アラブ首長国連邦の6カ国の1,200m以下のスプリント国際重賞競走が対象となったシリーズ。
日本からは現在、高松宮記念とスプリンターズステークスが対象競走となっている。
グローバルスプリントチャレンジでは各競争での順位に応じたポイントが与えられ、期間内に42ポイント以上取得した最高得点馬の優勝となるが、42点獲得した競走馬が居ない場合は該当馬なしとなる。
また、別途100万ドルボーナス制度もあり、所属国を含む三カ国で優勝した場合に特別ボーナスとして100万USドルが進呈される。