いよいよスプリンターズステークスまで残り4日というところまで来ました。これからは休息や移動などがあるため、調教は今日でおしまい。これまでで出揃った内容で、当日のパドック・返し馬までの予想を煮詰める作業になります。
今回のスプリンターズステークスで一番注目なのがやはり高松宮記念勝ち馬、ビッグアーサーでしょう。前哨戦のセントウルステークスでは大きく引っかかりまさかの逃げになりましたが、結果的には実力差を見せつけた勝利でした。そのビッグアーサーの最終追い切りにも当然注目は集まりましたが、時計を見る限りでは不安にさせる内容となってしまっています。
まず、一週前の追い切りで出した時計が[53.0-37.7-23.9-12.2]だったのですが、今回最終追い切りでは[52.5-37.9-24.6-12.8]。全体で見れば確かに上がってはいるのですが、ラスト1~2Fでペースダウンしているのが気になる所です。
気になる対抗ミッキーアイル
対抗として注目なのは高松宮記念で2着に入ったミッキーアイル。休み明けの鉄砲となりました。ビッグアーサー同様に時計の比較をしてみましょう。まずは一週前が[52.1-38.0-25.2-13.1]で、最終が[50.0-37.7-25.6-13.3]と、こちらは全体で大きくあげてきたのが印象的ですが、ラストは抑えてきました。この調整が、本番でどう効いてくるか。
最後に叩き合いとなったときはビッグアーサーに分がありそうですが、全体でみると、休み明けでも充分勝負になりそうなところまで仕上げてきたのはさすがミッキーアイル。
その他、最終追い切りで気になったのはウリウリ。全弟マカヒキの凱旋門賞挑戦に期待がかかりますが、当然姉も素質馬。セントウルSでは9着ながら上がり最速タイを記録しました。最終追いきりでも切れる脚を見せ[48.5-35.5-?-11.8]というタイム。凱旋門賞の約8時間ほど前、まずは姉の走りで景気づけにマカヒキを応援というのもドラマ的におもしろいでしょう!